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2004.07.16

日記力『日記』を書く生活のすすめ 阿久悠

いわゆる「自分のこと」つまり自分の自画像を書くような、日記の本で
はないです。わざわざ書名を『日記』とカギかっこ付きにしているのは、
『日々の記録』という意味に焦点を合わせているのだと思います。

日記をつけようとしても三日坊主や一ヶ月で終わってしまう、という話
を耳にします。ブログも同様で長い間更新が止まっているものも目にし
ます。
日記は個人的なものですが、ブログはWebにアップされているので更新
をさぼっているのが丸見えです。

この本を読んで、更新が止まってしまう理由がなんとなく見えてきました。
多分ほとんどの人は「自分」のことを書きます。でもいくら自分の感情
や自分の周りのできごとを書いてみても、それほど自分は劇的に変わる
ものではないです。
自分が自分に飽きてしまうのが日記やブログが続かない理由なのでしょう。
始めてから一ヶ月ぐらいで放置されているブログが多いのも、一ヶ月が
自分に飽き始める時期なのでしょう。

           ●
先月6月末の「gooリサーチ」によると...
第3回:Blog に関する調査 
http://research.goo.ne.jp/Result/0406cl02/01.html

Blog を作成する理由(複数選択可)のトップは「自分の備忘録として」
で前回より1.2ポイント増えて66.2%。
出典「gooリサーチ」
           ●
このように、ブログを備忘録として使用している人が多いです。
この本は、備忘録としてブログを使っている人で、ブログネタに困って
いる人におすすめの本かもしれません。

備忘録というのは基本的には「情報」を記入するものです。

しかし本書では単に「情報そのものに意味があるのではなく、その情報を
どう受け止めたかが重要」
だと強調しています。
それを積み重ねていくことで
「単なる備忘録ではなく、自分が作った自分だけのメディア」ができる。
この言葉は長期間日記を続けてきたから言えることでしょう。

”自分が情報をどのように受け止めてきたか?”という記録として、
ブログを考えればブログネタのひねり出しにも気楽になるのではないで
しょうか?
           ●
残念な点を一つ。実際の日記の写真が載せられているので非常に
参考になるのですが、写真が白黒なのです。
氏は日記を書くのに色を使い分けています。当然重要なところは色が
変わります。
日記の文字を見なくても色の使い方を見ただけで、その日の日記の
傾向がある程度わかるはずです。そのような使い分けや色の使い方の
変遷を見たいのですが、そこがわかりづらいのです。

日記力―『日記』を書く生活のすすめ
 阿久悠 講談社+@新書 
日記力―『日記』を書く生活のすすめ


P.S.
いわゆる日記的なモノを見たい方には詩人の荒川 洋治氏の
日記をつける岩波アクティブ新書 をおすすめします。
いろんな書式・人・内容の日記が紹介されていて、興味を
持って読めると思います。

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