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2005.03.03

日経連載:異界を覗くレンズ 十選

日経最終面での平田オリザ氏の連載「異界を覗くレンズ 十選」が今日で終了。
「愛の流刑地」を横目でながめつつ連載を楽しみました。

取り上げられた作品は...
 ●異界を覗くレンズ 十選● 
   2005/Feb./15-2005/Mar./03
 1:02/15 フェルメール 「絵画芸術の寓意」
 2:02/16 イヴ・クライン 「青いヴィーナス」
 3:02/18 葛飾北斎   「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」
 4:02/21 アンリ・ルソー  「戦争」
 5:02/24 山下清      「パリのサンクレール寺院」
 6:02/25 草間彌生    「無限の網」
 7:02/28 岡本太郎    「太陽の塔」
 8:03/01 ピカソ      「海辺を走る二人の女」
 9:03/02           「ヘラクレスと戦うアポロ」
 10:03/03 カディンスキー 「空の青」
   
5回目の山下清の記事の冒頭から引用
 
 

大学に入り立てで、日本の間違った芸術教育や国語教育によって、
 「作家は主題に沿って作品を作り、それを表現する」
 と思いこんでいる学生たちに、
 「いやいや芸術家というのは、見たまま、聞いたままを、そのまま作品に
 しているのだよ」
 と説明するために、私は、この山下清の絵を見せることにしている。
 

この文が今回の連載を端的に表現した文書ではないだろうか。
イヴ・クラインも北斎も草間彌生もピカソも「見たまま、聞いたままを、
そのまま作品」にしている。
そのような異界を見ている芸術家の視線を、我々は作品を通して
追体験することができる。

ふと美術館に行きたくなるのは、自分とは異なった視線や世界を体験
したくなるからなのだろう、となんとなく思う。
 
私が気になった作品は 
 ○フェルメール:
 昨年(2004)東京都美術館のフェルメール展で初めて見た。
 元々有名な作品ではあるが、なにか普通とは違う感じがする。
 見ていてもなんだか落ち着かないのだ。
 と、思っていたら同時期に新日曜美術館でフェルメールの特集があった。
 森村泰昌氏による作品の再現を見て、あの不思議な遠近感に
 納得した記憶がある。
 
 絵画芸術の寓意
 http://www4.ocn.ne.jp/~artart/versub/painting.html 
 
 ○イヴ・クライン:
  イヴ・クラインの有名な青色IKB(インターナショナル・クライン・ブルー)
  はとても鮮やかなブルーだ。いつまでも見ていたくなる色だ。
  ナディッフでたまに売っているのを見かける。見るたびに買おうかと
  思いつつ、買わないままきている。でも、何か惹きつけられる色なのだ。
  
  「青いヴィーナス」の本物は見たことがない。コレは新聞の白黒写真で
  見るとかなり苦しい。こちらのサイトで写真が見られる、
  イヴ・クライン
  http://www.icnet.ne.jp/~take/yvesklein.html
    
  この大原美術館って倉敷か...
  ちょっと行けないな..
 
 ○草間彌生:
 草間彌生の作品は、美術館の常設展でふと見かける。
 いわゆる定番の作品が並んでいる中にふと現れる水玉模様。
 常設展の中に現れたブラックホールのように、異質で気持ち悪くなる。
 なのにまた、なんだか見たくなる。昨年(2004年)は、クサマトリックスも
 国立近代美術館の草間彌生展も見に行ってしまった。
 クサマトリックスなどで、水玉に浸かりまくるのもいいのだけど、
 やっぱり常設展でふと現れる水玉模様の方が、インパクトは強いかな、
 と思う。

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