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2006.10.27

iLike:iTunesと連携した音楽オススメサービス

最近様々な「音楽オススメサービス(Music Recommendation Service)」が出てきていますが、iLikeというおもしろそうなサービスがO'Reilly Raderで紹介されていました。

O'Reilly Radar > iLike, Recommending Music for Your iPod:
iLike
http://ilike.com/

けっこうLast.fmと似た感じではありますが、Last.fmと比較してみると..
・オススメ曲の生成の方法はLast.fmに近い形式
・ラジオ機能は持たず、iTunes StoreとGrageband.comのシステムを利用して試聴機能を提供
・iLike Sidebar for iTunesというアプリケーションが用意されている。これによりiTunesとシームレスにオススメを生成
・iLikeのサイトには自分のProfileページを持てる。このあたりはLast.fmと同じ

iLike Sidebar for iTunesというプラグインがiLikeのサービスを特徴づけていると思うので、O'Railly Raderの記事を参考に紹介します。

案内に従ってインストールを完了し、iTunesを起動すると右側にサイドバーがニョキっと出てくる。こんな感じです。
Ilikesidebar

iLike Sidebar for iTunes には4つのタブがあります
  Related, Friends, Playlists, Profile.
 
Related tabでは、自分がまさに今聴いている曲を元にオススメの曲を表示してくれる。これがなかなかオモシロイ。
Eric ClaptonのBad Loveを聴いているとオススメは
 - Jimi Hendrix / Little Wing
 - Stevie Ray Vaughan / Pride And Joy
 - B.B. King / The Thrill Is Gone などなど

リアルタイムに、しかもiTunesと一緒にオススメがでるのがいい。
そのオススメ曲はiTunes Music Store, もしくはGarageband.comの曲から選択してくれて、その場ですぐに視聴することができる。いちいちブラウザに戻らずに済んでしまうのが最高。
(Garageband.comは、アメリカのインディーズのミュージシャンの楽曲の配信サイト)

Friends tabは、現在オンラインの友人がどんな曲を聴いているのか表示されます。Last.fmだとわざわざその友人のProfileページに行く必要がありますが、こちらは一覧できて便利。

Playlist tabの機能はなかなか強力。この機能は他の音楽オススメサービスでは見ない。アプリケーションがiTunesと一体化しているから可能な機能です。
自分が入力したアーティスト名をベースにして、自分のiTunesのライブラリを検索。で、オススメのプレイリストを作ってくれる。
残念なことにこの機能は現在のところWindowsのみ。

Profile tabはその名の通り自分のProfileです。

また日本ではあまり関係ないですが、SNSのMySpaceで使用可能なiLike Widgetが用意されています。これによってMySpaceを通してiLikeを広めようという計画のようです。

このサービスのオススメを作成する方法はLast.fmに近い形式です。つまりユーザーがiTunesやiPodなどで聴いた音楽の情報を吸い上げてデータベースを構築し、そこからオススメ情報を作成するという方法です。

O'Reilly Rader の記事によれば、iLikeのデータベースはまだ小さいのにもかかわらずかなり正確にオススメ曲を生成してくれるようです。ただしGarageband.comからのオススメは、たまにオススメ情報を生成できない場合もあるようです。これも利用ユーザーが増えることによって解決するでしょう。

こちらの記事も参考になります。
GigaOM: iTunes, iPod…iLike?
http://gigaom.com/2006/10/24/itunes-ipod-ilike/

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2006.10.25

読書メモ:若者殺しの時代 堀井憲一郎

いわゆる「若者市場」「若者文化」という見方はもちろんもう若者ではない人からの視線だ。今の時代は社会の中心に「いつまでも若者のつもり」の人たちが居すわり、「若者」がどこまでも延長されている。
「若者市場」が拡大しているように見えて実をいうと本当の若者はやんわりと殺されて行く構図が見えてくる。

それは明らかに見えているものではないけど、堀井氏はさまざまな(ユニークな)調査を元にそれを明らかにして行く。

特に80年代初期からバブル経済に入っていく時代の記述はとても興味深く読んだ。
個人的な事を書けば、バブル景気は中学から大学にかけての世代だ。
バブル景気と言われても学生には縁のない話だし、高校までは田舎に住んでいたのでさらに景気のいい話には縁がない。やっと社会に出られる頃には、バブルが無惨にはじけた就職氷河期。
なんだか周りがものすごく浮かれていたのは覚えているけど、実感としては何もわからない。唯一覚えているのはクリーニング屋のおじさんがNTT株でバカみたいにもうけて、ある日突然セルシオに乗っていた事ぐらいだ。
そんな時代でどんなことが起こっていたのか知るだけでもこの本はオモシロイと思う。

この本は「週刊文春」の「ホリイのずんずん調査」から再構成したということだ。一見なんの関係を持たないような調査が有機的に結びつけられていて、その洞察力は見事だと思う。

と書いて来て、本文の最後はこう終わる

194p
すきあらば、逃げろ。一緒に沈むな。
うまく、逃げ切ってくくれ。

堀井氏は最後に「逃げて欲しい」と説く...これはなんだか理解できない。
これってオチなのかな..何を意図したんだろう。
「逃げろ」といわれれば浅田彰の逃走論ぐらいしか連想できないが...

以下、気になったところの引用です。

5p でもその後、ある時期を境に「若者であることは別に得でない」という時代になってしまったのだ。~中略~  困ったことに、上の世代はそれに気づいていない・ 「考えると、若者の時はよかったなあ」と考えてる世代が、いまの日本の上のほうにどーんと存在している。~中略~上から「若いんだから」という言葉が出るたびに、(ほんとにもう、少しは考えろよ)と心の中でひたすら嘆息している連中であふれているのだ。若い連中は、黙ってる。やんわりとだが若者は殺されてゆく。

152p
たとえば。
自分のお誕生日に、いったいいくつのメールが来たか。そのメールの数で「今存在する世界の中で、あなたの誕生日を覚えていて、祝ってくれる気持ちのあったすべての人の数」示されるのだ。逃げようがない。~中略~
いつどこでも、すべての所につながる可能性があるというのは、身も蓋もなさすぎる。あまりに直截的すぎて、携帯電話は実は人と人とのコミュニケーションにはさほど適していないのだ。そのため、今や携帯は電話ではなく、メールのやりとりが主体になってしまっている。
便利にはなった。しかし人間関係が豊かになったわけではない。

133p
若者を許しておいてやろう、というおとながいなくなってしまった。それは、戦後生まれの世代とそのあとの世代が、まったくおとなになろうとはせず、いつまでたっても自分たちが若者のつもりだからである。上の世代がおとなになって、おとなを演じてくれなければ、10代や20代の若者は、若者にさえなれないのだ。若者にとってつまらない時代がやってきた。若者がおとな社会にとびこむには、札束で頬を叩き、ルールを無視して実績を作っていくライブドア的手法しか見出されなくなった。若者がゆっくりと殺され始めたのだ。


若者殺しの時代
若者殺しの時代
posted with amazlet on 06.10.24
堀井 憲一郎
講談社

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2006.10.23

読書(?)メモ:石田徹也遺作集

2006/Sep/17放送の新日曜美術館で初めて知った画家だ。
録画したものを何度か見直し、さらに画集まで購入してしまった。

本当に見ているだけで息苦しくなってくる作品だ。でも目を背けることができず、画集に釘付けになってしまう。
ふだん自分が感じないようにしている感情を冷静に見せられている。

石田徹也と自分の生まれた年が近いということもあるし、知ったときには既に亡くなっていたという事実がさらに重く自分にのしかかってくる。(亡くなったと言うことを作品の解釈に加えることは、本人は望んでいないと思う。しかし亡くなるまでなかなか広く知られなかったというのも事実...

常に手元に置いてふと見返す画集になると思います。

石田徹也遺作集
石田徹也遺作集
posted with amazlet on 06.10.23
石田 徹也
求龍堂

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2006.10.11

ルノーのTwingoは3つのiPod用のdockとミキサーを内蔵

前回の記事ではフォルクスワーゲンの話題を取り上げましたが、今度はルノーのTwingoです。VWの記事はホントにアメリカで売り出されていますが、こっちはパリのモーターショー用のコンセプトカーです。

Twingo Concept video clip

Renault Twingo Concept 
http://www.youtube.com/watch?v=eA8soXcnx7U
なぜかこっちは音がならない...ただ内装をじっくりみることはできます。

なんとTwingoのダッシュボードにはdockが3つもついているのが目をひく。このdockにはUSBポートが付いていてiPodやスマートフォンを入れることができて、さらにミキサーまで内蔵。このミキサーは友達とパーティーするときにいいよ!ってことです。

映像をみるとダッシュボードの中央部分にけっこう大きいタッチスクリーンディスプレイが見えるので、たぶんここでミキサーを操作できるのでしょう。ディスプレイの上半分は、いままでのカーステレオでも見慣れたグライコの画像になるみたいです。

またそれぞれのシートにはヘッドホンをつなぐためのジャックが付いていて、めいめいが気に入った音楽を聴くこともできるらしい。これはミキサーで調整できるんでしょうか?まあでも実際一緒に車に乗ってるヤツが、ひとりだけヘッドホンで音楽聴いてたらぶん殴るけどね。

オフィシャルのニュースリリースはこちらから。PDFで見ることができます
Actualite's - Renault

写真はこちらからどうぞ。
gizmag Article: Renault’s Twingo communicating city car concept

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2006.10.08

フォルクスワーゲンを買うとギターが付いてくる

Music thing経由の記事です
Music thing: A free guitar with every Volkswagen
First Act - About First Act - In The News - 10/1/2006

タイトル通り今年(2006年)の10月から12月の間フォルクスワーゲン(以下VW)の車を購入するとギターが付いてくるみたいです。

First Actというメーカー製。ノブのヘッド部分やフレットのポジションマークがVWのエンブレムになっている。ボディの色もVWの車とマッチした色合い、しかもネック裏のジョイント部には購入した車と同じシリアル番号が刻まれている。

First Actのサイトでは「我々の最高に革新的なギターが、世界最速のギターアンプと出会った!」と書かれているとおり、ダッシュボードにはスペシャルプリアンプが内蔵されていて、AUX端子にギターをつなげば車の中でプレイ可能。内蔵されているプリアンプはアナログモデリング技術を使って、ビンテージアンプの音を再現できるものです。
Slashが出演してるCMはこれ

プロモーション専用サイトはこちらです。開くといきなり音が鳴り出すので注意です。
V-dubs rock
http://www.vdubsrock.com/

記事をみた初めのうちはスゲーと思っていたんだけど、冷静に訳してるうちにこれってオモシロイのかなって不安になってきた。車の中でギター弾けても仕方ないしなぁ...

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2006.10.03

YouTube Subwooferシリーズ

Music thingからの記事です
Music thing: Booooooom! When loudpeakers catch fire
YouTubeにアップされているサブウーハー関係の動画が紹介されています。

これはピックアップトラックの荷台に載せられているサブウーハーで女性の髪が大変なことになっている動画。こんなになるもんなんだ。

こっちは、スピーカーに相当大きい入力をしたのかスピーカーのコーンが燃えだしてる。

これも上と同じでスピーカーから火が噴き出してる
YouTube - Subwoofer Flashpoint #1
http://www.youtube.com/watch?v=oNBdWfBgqXk

リアウインドのワイパーがうきあがっちゃたり、もう車の剛性とかそういうことは関係なし。ボディ全体が振動してしまってる...これが一番すごいかな。
YouTube - Subwoofer

Relatedにもけっこうたくさんの動画がでてくる。こういうおバカな動画大好きです。YouTubeならではって感じです。

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